529: 本当にあった怖い名無し 2012/11/18(日) 16:13:27.21 ID:jppkOD2dO
ドラえもんはロボットなんだ、ドラえもんを知っていたら怖くないけれど、
目の前に無機質なタヌキのお化けのようなドラえもんが現れたら怖いと思う

ドラえもん

530: 本当にあった怖い名無し 2012/11/18(日) 16:38:57.54 ID:HZwVqGvH0
>>529
筋肉質なドラえもんも怖いけどな
http://ameblo.jp/5050zeppli/theme-10012868513.html

532: 本当にあった怖い名無し 2012/11/18(日) 16:52:26.20 ID:jppkOD2dO
>>530
うわあああああ
うわあああああ
このドラえもんは、怖くて洒落にならない




537: 1/2 2012/11/18(日) 22:04:19.83 ID:CzKFa73R0
会社の同僚に三十代のねーちゃん(以下A)がいる。
丸っこいオタク風で、短気。かなり変。
正直苦手だけど、仕事で一緒に外回りする事になって、他の同僚から耳打ちされた。
Aは嘘つきで、信じるなという話。
「死体とよく遭遇する」「自称霊感アリ」だとか、言うらしい。
気持ち悪い女、だから独身なんだよとか、散々に言う。
一緒に外回りすることになって、生真面目で短気なのは間違いないけど霊感云々は聞いた事は無かった。
先週、朝の出社時に信号待ちのAと遭遇。Aはいつも通る新道じゃなくて、違う旧道に行こうとしていた。
おはようございますと声をかけたら、軽く返事を返されたけど、なんか上の空っぽい。大丈夫かと思いつつ、Aの向かう先を見ると信号の向こうに黒い影が立っているのが見えた。
目の錯覚かと思って焦ってまぶたを擦るけど、やっぱり黒い影がいる。
朝から初の心霊体験か!とドキドキしつつ、信号が変わってAがふらふら自転車とこぎだす。そのAの肩からも何か黒い影が重なってみえる。
なぜだかぞくぞくして、気になってAの後をつけた。どうせ会社は同じだし、旧道も新道も同じ場所に繋がってる。
信号の向こう側にいた黒い影が一定の距離を置いて、Aの先にいるのが見えた。手招きしているみたい。わざわざ往来の激しい道路を横断して、一方向へと向かう。
黒い影の手招き通りに。気持ち悪過ぎて、Aに声にかける事にした。
「Aさん、新道に向かいましょうよ。
今日、車多いし」
「でもこっちに行きたい気分なの」
「遅刻しちゃいますよ」
実際車がよく出て来る道で、その日に限ってやたらと車が来る。
で、遅刻しそうなのも本当だったので、急いで新道にAさんも連れて入った。

538: 2/2 2012/11/18(日) 22:05:16.00 ID:CzKFa73R0
Aさんが何回も振り返る先には、あの黒い影がいて呼ばれてるのかもと怖くなった。
でもマジで怖くなったのは、会社に着いてから。パトカーとかバンバン走ってるから何事かと同僚に聞いてみた。
旧道で死体が見つかったらしい。しかもAさんが通ろうとした区間で。俺が止めなきゃAさんの死体遭遇伝説が増えてた。
死体に遭遇しやすいって、本当かも知れないとちょっと思いはじめて、一昨日。
外回りの昼休み中にAが、自動販売機を探していたんだけど、自動販売機を目の前にしていたのに突然あらぬ方に歩きだした。
あれ?とよく見ると黒い影がやっぱりAの少し先にいる。手招きしてた。
Aがどんどん歩いていくので、慌てて追い掛けてアパートの二階へと上がってくのを発見。
黒い影がすっとある部屋に入って行くのが見えて、怖くなった。間違いなく幽霊?
霊って昼間も見えるんだとか、思いながらAに話し掛けた。
「Aさん、どうしました? 友達の家?」
仕事中ですよと言ったけど、その部屋をじっと見てた。
「いい加減にしてください」
怒るとAはごめんね、と謝ってきた。
「知り合いの家がこの辺りだと思って探したの」
とか言う。
それで大人しく外回り続けたんだけど、昨日、そこら辺のアパートで孤独死の遺体が発見されたそうだ。
俺は多分Aが見てたアパートだと思ってる。

Aが何かに招かれて死体と遭遇してるんじゃないかと、ちょっと思ってるんだけど、Aに憑いてるっぽい黒いのはなんだろうって思う。

近づくと鳥肌立つし、気持ち悪い、吐き気がするくらいだった。
また見たらと思うと月曜日にAと会うのがすげぇ怖い。

539: 本当にあった怖い名無し 2012/11/18(日) 22:17:46.19 ID:cUEAXKoC0
その話が本当なら「自称霊感がある」じゃなくて「憑かれやすい」体質だね。

540: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 01:01:46.46 ID:0IkB8Vhn0
そして537に霊感があるんじゃまいか?

541: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 03:12:14.31 ID:m05vysD+O
死体探知器か
被災地に行ったら役立つかもしれん
今でも捜索は続いてるよ




545: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 14:14:01.04 ID:i5D1aI3G0
知人の渡辺直美みたいなおんな(100㌔)が
50㌔ぐらいの女性が着ている(M~Lサイズ)の
ニット服着てたの思い出した

548: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 14:34:54.53 ID:zW+AfbOD0
>>545
その話は想像すると、ほんのりじゃねぇぇえええ!

549: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 14:38:44.26 ID:i5D1aI3G0
>>548
www
いいともで渡辺直美が他の女性タレントの服着る企画あったけど
まさに知人はあんなんだったよ
水玉が楕円形模様w






555: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 19:39:26.44 ID:Ycjh3Ps90
昔、病院で不思議体験をしたんでそのときのことを書いてみるよ
あれは大学4年のときのことだけど、就職も決まった最後の冬休みにスキーに行って
上級コースで転倒してコース脇のネットの支柱に突っ込んだ
そのときはたいしたことはないと思たんだが、家に帰ってから血尿が出るんだな

それであわてて病院に行ったら国立大の付属病院を紹介されてそこで即日入院となった

腎臓かその周辺の組織が損傷している可能性が高いということで
安静にしながら詳しい検査をして、場合によっては手術で縫合するか
最悪の場合は腎臓摘出もあるという大事になってしまった

とはいっても寝たきりというわけではなくトイレにはひとりで行けたし

痛みもほとんどないので、ヒマをもてあましたのと不安もあって夜眠れなくなって
毎日2時過ぎまでイヤホンでラジオの深夜放送を聞くようにしていた

556: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 19:40:45.60 ID:Ycjh3Ps90
入院から1週間くらいたった頃だったと思う 時刻は午前1時半過ぎ
タバコを吸ってから寝ようと思って、当時はまだあった1階のロビー横の喫煙室に
点滴の車?を押して6階の外科病棟からエレベーターで下りた
大きな病院なのでそんな時間でも人に会わないことはないんだな
自分と同じように眠れない入院患者や夜間シフトの医師や看護師だれかれかとすれ違う
ところがその夜は喫煙所には自分以外に誰もおらず外で雨が降っているのが見える
 
味気なく感じて早々に病室に戻ろうとしたら
長い廊下の横から自分の前に車いすを推した看護師が出てきて、その姿に違和感を感じた
 服装がその病院の見慣れたものではなく、白衣ではあるけど非常に古くさい感じがする
そして車いすに乗ってるのは小さな女の子のようだ

その人たちが先にエレベーターに乗り自分が後に続いた 他には誰もいない

明るいエレベーターの照明で見ても、やっぱり車いすから何から時代がかって見える
女の子は4歳くらいで綿入れを着て目の下まで毛布を引き被ってて表情はわからない 
看護師は30代くらいで硬い顔をして前を向いたままこちらを見ようともしないんだ

557: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 19:41:41.53 ID:Ycjh3Ps90
看護師が手を引っ込めたあと自分が6階のボタンを押して
上の現在階を示す電光掲示を見ていたら1・2・3・階ときたところで
エレベーターがガクンと揺れた自分はあわてて点滴の車につかまったが
それごと滑ってエレベーターの壁にドシンとぶつかった

電光掲示は緑なんだが、そのときは4という数字が赤く点滅しているのが目に入った

エレベーターの扉が開いて、揺れもなにもなかったというように
看護師が女の子の車いすを押して出ようとしていたが、えっと思った

普通の階はエレベーターを出てすぐ看護師室があるんで明るいんだけど

その階はほとんど真っ暗で、白い壁の角が目の前にある
エレベーターからの光で壁に字が縦書きされているのが見え
そこには「陸軍 検疫病院 四」とあった

558: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 19:42:45.10 ID:Ycjh3Ps90
扉が閉まる間際に看護師が車いすの向きを変え
そのときに女の子の毛布がはだけて顔が見えた
見えたのは右目だけだが、その目は異様に大きくまぶたがないように思えた
日本人の顔だちではなかった 女の子が動くとさらに毛布がめくれ
口を開け歯をむき出しにして「ギイイイイ ○×▽□!!」と
外国の言葉を叫んだときやっと扉が閉まった

まもなく6階について看護師室が見え、人の気配で心強い気分になってきたので

それでもう一度エレベーターでさっきの場所を見ようと思ったが
操作盤に4Fがないのはわかっていた
5階を見ても、3階に降りてもさっきの場所ではなかった

559: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 19:46:13.84 ID:Ycjh3Ps90
次の日の朝若い看護婦が検温に来たときに、昨夜の話をかいつまんでしたんだが
その子はまったく要領を得ない感じで
「えー、でも4階なんて最初からないんですよ だけど帝国病院の話は聞いたことがある 
・・・ たしかここはその跡地に建ってるはず ・・・ちょっとわかんないけど
作り話じゃないんですか」と笑いながら言うので
「んなことはねーよ」と自分がやや気色ばむと
「じゃあ後でベテランの人に聞いてみますね」と言って次に回っていった

昼食後すぐにベテランの看護師が来て話を聞かせてほしいといってきたので

昨夜の出来事をもう一回話した看護師は馬鹿にした様子もなく聞いていたが
自分をじっと見ると真顔で
「もう深夜動いたりしないでください まだ血尿も止まらないし重症患者なんですよ
 いいですか、もし守れないなら先生に話しておしっこの管を入れてもらいます」

560: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 19:47:50.03 ID:Ycjh3Ps90
そうされるともう自分で立ち歩けなくなるんで神妙に黙っていると看護師は
「それから今度4階を見ても絶対に降りないでくださいね・・・これまでも何度か
 あったことだけど、4階に降りたという患者さんはみな・・・亡くなってるんです」と
ぼそっと言った

ここまで書いただけでずいぶん長くなってしまった

ここから自分が手術をする前後のメインになる話があるんだが、また後で書いてみる

562: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 20:01:36.11 ID:sYowQMcvP
>家に帰ってから血尿が出るんだな
>会わないことはないんだな

ここを山下清口調で読んでしまったんだな




568: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 13:17:24.07 ID:69863kJS0
>>560が来ないからつなぎに…

この前、夜に彼氏と会ってて、行くところもないし、車で入れる川岸(?)に行った時の事。

うちらの他には車はなくて、あるとすれば放置してある車が二台位。
その放置してある車はタイヤがなくて窓も割られてて、ボンネットは開けっ放し。
もうずっとある感じでだいぶさびれてた。
ソロソロ帰ろうってなって、放置してある車の横を通り過ぎる時、助手席に髪の長い女の人が俯いて座ってた。
辺りは真っ暗なのにその人ははっきり見えたのが不思議で、その時は怖くなかった。
零感だから本当に誰か乗ってるだけかと思ったんだ。
そのまま通り過ぎて大通りに出た時に…

彼氏『さっきの放置車の女みた? あれやばかった。ついて来なくてマジで良かった』


私『え?着いて来れるわけないじゃん!どんだけ足早い女なの~(笑)』


彼氏『あれ生きてないから…』


それ聞いた時、全身が寒くなった…。

それから放置車が怖い…。

569: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 13:35:09.27 ID:xxOfjSL+0
“あるとすれば”じゃなく“あるのは”だよね?

570: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 13:40:02.84 ID:69863kJS0
>>569
ご指摘ありがとう!
『あるのは』
だね

578: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 15:14:04.86 ID:hKSLA8Gr0
「あるとすれば」って読み物の文体として特に間違っていないと思うけど




561: 本当にあった怖い名無し 2012/11/19(月) 19:55:21.34 ID:DeHdds3+O
家には先祖代々の位牌を置いた仏壇のある和室がある
気分が悪かったりイライラすることがあると、そこに入ってごろごろしていると不思議と治る

そういう時にご先祖が守ってくれていると痛感する

ふとほんのりしたのは、何か悪いモノが入った場合、一体どうなるのだろう
悪いモノを付けて仏間に入ったらどうなるのか

位牌には祖父母の名前もあるが、祖父はブチ切れたら非常に恐ろしい人だった

その恐ろしさを亡くなった後も発揮するのか・・




580: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 15:44:30.62 ID:+b/dmefP0
霊感テスト
「   」

今この空欄にある言葉を書きました。

霊感のある人にだけ読み取れます。

581: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 15:47:20.43 ID:xxOfjSL+0
「あるとすれば」

585: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 17:20:53.60 ID:9NcjFD/60
>>581
ちょww

589: 本当にあった怖い名無し 2012/11/20(火) 18:31:14.36 ID:n1Yh8e6c0
ほんのり




603: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 04:27:58.86 ID:PoQnOZy00
オカ板の、書き込むと呪いスレや死ぬスレ

他のスレは0.1秒位で書き込み完了するのに

やたら時間かかったりサーバが応答しなくて書き込めなかったりする

そういう時、ああ、やめとけって事なんだろうなあ…と感じる

それがほんのり怖いわ

605: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 08:52:09.63 ID:F0cw3lBJP
>>603
前にあのスレに書き込まれた人と同姓同名が死亡するニュースが流れて
一時期あちこちにコピペされてたの思い出した
あのスレ自体が異様な雰囲気を放ってて怖い

606: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 12:18:52.26 ID:+0YvGCS00
>>605
ディズニー行の高速バスの事故の奴?

607: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 18:07:22.00 ID:P7jFe10C0
>>605
kwsk

608: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 21:49:48.42 ID:+0YvGCS00
>>607
多分これの事

http://vippers.jp/lite/archives/6164729.html

まとめだけど

609: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 22:27:58.92 ID:g/2CYqVp0
>>608
うあー戦慄
これまじか。知らなかった。




610: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 22:54:08.91 ID:PCnr6U2s0
この前、事故で亡くなった女性のfacebookから拾われた婚約者との画像は怖かった
二人の腕時計が一緒に写っているのに時間は別々で、
彼氏の時計が指している時間が、新聞に書かれていた事故の時間と一致しているってやつ
嫌儲でちょっと話題になったけどオカ板では騒がれなかったのはなんでだろう?

612: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 23:01:44.26 ID:LF4wwEOfi
>>610
写真ないのかな?まとめにあるなら探してこよう

613: 本当にあった怖い名無し 2012/11/21(水) 23:08:36.56 ID:PCnr6U2s0
>>612
事故のニュースは「岩田美代子 長見清」でググれば出てくる
画像は探してみる

620: 本当にあった怖い名無し 2012/11/22(木) 02:14:15.49 ID:iwNd+jZr0
>>610はほんのりどころかけっこう怖い
フェイスブックとか見てないけど

627: 本当にあった怖い名無し 2012/11/22(木) 11:04:25.95 ID:7DSbIalji
いやさー、死んでるのに残るFacebookやmixiって友達登録してる繋がりある人はどうなんだろね。
いつまでも、ここを見れば居てくれると思うのか、それとも早く削除して欲しいor削除するとか。
また身内がそうなった時は削除申請出すとかで消してあげるのがいいのかどうかとか
いろいろ考えさせられたよ。別に死者を面白おかしく晒してるとかじゃないよ。




637: 本当にあった怖い名無し 2012/11/22(木) 23:40:43.25 ID:pKrLjCAbO
親戚内で飲み会があった時の話
皆で飲み食いしていた時におじさんが「うぉぉ」と叫びながら半ケツで走ってきました
皆が「なんだなんだ」とザワザワしていました
奥さんらしき人が話を聞くと「トイレで糞してたら屁が出るたんびに後ろから「おぉい、おぉい」って聞こえるんだよ」と言っていた
この後その話はたいして盛り上がりませんでしたが冷静に考えると怖いですよね
1背後は壁のトイレ(外も壁)で背後から声が聞こえる、のに大して問題にしていない親族一同
2恐らくだが勢い的にお尻拭いてない




648: 本当にあった怖い名無し 2012/11/23(金) 21:48:31.27 ID:H23k1HqV0
96年頃の話なんだけど

当時韓国に住んでる友人を訪ねて遊びに行った時のこと。

鶏肉料理の店に連れていってもらったんだ。
そこは峠を超えた山にあって川をまたいでテーブルが渡してあって
足を足湯みたく川のせせらぎに浸からせながら
蒸し鶏みたいな料理をいただく店にいくって。

車で出発したのが遅い昼下がりで峠を車で上っていった。

向かった道は田舎で麦畑なんかが広がっていた。
山道を車で上りながら茂みのわきで人が立っていたのを自分は見つけた。

あっ?

649: 本当にあった怖い名無し 2012/11/23(金) 21:50:56.12 ID:H23k1HqV0
白いチマチョゴリを着た結構年配めの女性がつっ立っていた。
髪は後ろでまとめた額を出した女性。
微動だにしないでかかしのように突っ立っている。

あの人なにしてるんだろう…?と思った。


辺りはバス停留所とかがあるわけでもなく

とにかく何もない何ともいえない中途半端な場所だったから。
畑仕事の帰り?誰かを待ってるのか?
えっ?

650: 本当にあった怖い名無し 2012/11/23(金) 21:53:39.47 ID:H23k1HqV0
なんて思いながら山奥の店にたどり着き、川の流れに足を浸からせながら
蒸し鶏を自分たちは頂いた。楽しい時間だった。不思議な店だった。

行きに見た白いチマチョゴリの女性のことは誰にも言っていなかった。


夕暮れになってきて薄暗くなってきた頃に

車に乗って同じ道を下って帰途についた。

畑と茂みのあの通りに近づいたときちょっと気になって窓の外に目をやった。

あの白いチマチョゴリの老女がまったく同じ場所にまだ立っていた!

651: 本当にあった怖い名無し 2012/11/23(金) 21:56:30.98 ID:H23k1HqV0
ちょっと自分は薄気味悪くなって
みんなについに話したんだ。

さっきの道のわきに白いチマチョゴリの人、行きにも立ってたよね?


え~、なにそれそんな人いなかったよ?


一瞬の間をおいて

ぎゃ~ やめてよ、ちょっと何それ!

でも本当に見たんだよ。

あの老女はなんだったのかなって。
意味不明な場所にかかしのように突っ立ってるだけで
なんとなく薄気味わるかったと思っただけ。

自分は幽霊を見たことは一度もない。

あれはそれだったのかどうか、いまだにわからずにいます。

654: 本当にあった怖い名無し 2012/11/23(金) 22:42:59.62 ID:DCWM7/oMO
それはそれでほんのり

655: 本当にあった怖い名無し 2012/11/23(金) 22:50:46.02 ID:ZWLkzZxx0
老女で白いチマチョゴリってことは20世紀前半~中盤の人かな?
少なくとも朝鮮戦争以降の生まれではなさそうだ。




664: 本当にあった怖い名無し 2012/11/24(土) 10:18:51.31 ID:Ii1gPCVY0

学生の頃河口湖畔で自主制作映画のロケハンをしていた時、良い感じの廃墟を見つけた。
中に入って色々見て回ってそこで撮影をすることに決めたのだが、ある部屋に入って中を見回ったあとに廊下に出ると割と強い勢いでドアが閉まった。
びっくりしてドアを開けようとすると鍵がかかったみたいで全く開かない。


676: 664( 2012/11/24(土) 22:41:10.14 ID:sXCGmX6j0
勝手にかかる内鍵なんかなかったはずなのに、やっぱり開かない。
広さも手ごろだったし、他の部屋と違って埃臭さも少なかったし、その部屋を使いたかったんだが。
男連中で何度か開けようとしたが、そもそも満身の力を込める訳でもなく、扉を壊すつもりはなかったんでちょっと力入れて試みる感じだった。
結局無駄に終わって、仲間一同で他を当たろうって事になり、その場を離れた。
メイキングみたいなものというか、あわよくば”何か映っちゃった”画が撮れればいいかな、というつもりでカメラ係はずっとカメラを回していた。
先頭にいたカメラ係が俺たちに振返った瞬間、ビキッと固まった。
皆でどうしたんだと訊くと、震える指で俺らの後ろを指した。
正直な話、皆ビビってたんで後を見れなかったんだが、最後尾の女子が「なんにもいないよぉ」と気の抜けた様な声で言った。
よく振り返れたなと感心しながら、俺らは安堵の吐息を漏らした。カメラ係も狐につままれた様な表情だった。
そんなこんなで、時間を浪費したせいで日も落ち始めてしまい、結局その日は何もしないまま宿に戻る事になった。
その夜、一先ず今日撮った画を皆で確認しようとモニターにカメラを繋いで再生してみた。
しばらくは俺らの雑談や埃に対する愚痴なんかをBGMに、廊下や部屋の様子が映っているだけだった。
誰かが欠伸を漏らすほどのつまらない画だったんだが、例の、カメラ係が振り返った時、それは映っていた。
あの部屋の、ビクともしなかったドアが開いていた。
内開きのドアと、ドア枠の間に暗い空間が口を開けていた。そこから…何本もの白い腕が外に向かって蠢いていた。
俺らがカメラ係に近付いて、一瞬その光景が遮られた後は再びドアが閉まっていた。
その直後、「なんにもいないよぉ」という女子の様子が映っていた。
その声に被さる様に「いるよぉ いるよぉ いるよぉ」と何人もの声が収録されていた。
公表してもどうせヤラセ扱いだろうし、皆怯えきっていたんで先輩に相談した。
先輩である寺生まれのTさんが「破ぁーーーーー!!」と一声発して供養してくれて一件は解決した。

681: 本当にあった怖い名無し 2012/11/24(土) 23:49:50.54 ID:2I1ZFww50
>>676
(´・ω・`)わりと面白かった




673: 本当にあった怖い名無し 2012/11/24(土) 22:03:37.90 ID:568CfmDY0
空気も読まずに、ほんのり。
自分、手相占いをしてもらうと、
必ず「若くして未亡人になる」と言われる。
占い師は皆、言いにくそうにすまなそうに言う。

これまで、洒落も含めて何十回か色々な占い師に見て貰ったけど、

手相を見ると、必ず。

自分はもう40歳。若くはないし、旦那も死んでいないw

675: 本当にあった怖い名無し 2012/11/24(土) 22:23:21.98 ID:7uwX0eI00
>>673
旦那はそれを知ってて結婚したのかな

674: 本当にあった怖い名無し 2012/11/24(土) 22:14:36.08 ID:VK+dpD9HP
20代30代だけが若いに該当するわけじゃないし、50そこそこで旦那さんに先立たれたら
それもやっぱり「若い」「早い」になると思われる
何事もないに越したことはないけどね

677: 本当にあった怖い名無し 2012/11/24(土) 22:41:11.13 ID:568CfmDY0
旦那には、知り合った頃付き合う前に言っています。
他の占いだと言われないのが、少し怖くてじっと手を見る。
そんな感じです。

普通、人の死に関する事を言うのはタブーだと聞いているのに、
どうしてかなぁ・・・

678: 本当にあった怖い名無し 2012/11/24(土) 22:58:47.93 ID:7uwX0eI00
>>677
旦那の死亡保険は少し無理してでもしっかり掛けとけよ

くらいしか思いつくアドバイスはないな




686: 本当にあった怖い名無し 2012/11/25(日) 14:43:46.07 ID:cfpofYkT0
結構前の話
山の中の田舎町で歩いてると後ろから50ccのスクーターに追いぬかれた
載ってたのはノーヘル2ケツの典型的なDQN
追い抜かれて一寸すると、「ドロボー、そいつら捕まえて!」と息も絶え絶えにやってきたのが近所の寺の息子
聞けばDQNが乗ってたスクーターはパクられたらしい

見るとわざとらしく200mほど離れたところで停まってるんで、おそらく逃げる→停まる→追いつかれそうになるとまた逃げるを繰り返してからかってた模様

協力を申し出て一緒に追うと、予想通りの流れになるからこっちもすぐヘロヘロに
当時は携帯も普及してなかったんで、警察に連絡しようとすればその間に逃げられてどこかで乗り捨てられる可能性が高いから目も切れない

そのうち明らかにこちらをからかう為に、走り出す前に尾崎の「15の夜」の1フレーズを歌い出した

だんだん頭にきて、何回目かの「行き先もわからぬまま」の後に思わず「行き先がわからぬのなら地獄に行けこの盗人どもが!」と叫んでしまった
それを振り返りながら笑い飛ばして走り出したDQNは、何故かまっすぐ見えてる筈のガードレールに突進して衝突
2人共放り出されてガードレールの向こう、崖下へとダイブ当然のことだが死亡した
スクーターはフロントのカバー?が割れた程度で部品を変えれば走れる程度の破損だった
持ち主は気味悪がって下取りに出してたが

でもあの事故の瞬間一瞬だけ、本当に一瞬だけ「言ってみるもんだなあ」と不謹慎なことを思ったのは墓まで持っていく予定の秘密

692: 本当にあった怖い名無し 2012/11/25(日) 18:36:23.22 ID:tys95QML0
>>686
すでに墓場まで持っていく秘密ではなくなったな




719: 本当にあった怖い名無し 2012/11/27(火) 14:15:05.45 ID:4bVLBTIN0
何年か前の話だけど

近所のスーパーは結構車の通りが多い道に面してて、入口のすぐ横が信号になってる

その日はそこで買い物して、帰りに赤信号に引っかかった。時差式だから長いんだよね
早く変わんないかな~ってぼーっと立ってたら、後ろからガラガラ音が聞こえてきた

カートを押してる音だったから、誰かが店内用のやつを外に持ってきちゃったのか(たまに居る)と思って振り返らなかった

それがいけなかったのかもしれない

ガラガラしてた音が坂を下るような早さになって、気づいたら黒いものが横を通り過ぎていった

何も考えずとっさに掴んだ
カートだった

振り返っても誰も居なかった

自分がスーパーから出てきた時はカートもなかったし、なんだったんだろう
ただカートが車の通りの中に突っ込んでたらと思うとすげえ冷や汗だった




720: 本当にあった怖い名無し 2012/11/27(火) 14:20:29.66 ID:WsEK/eWp0
怖いというか、不思議な話。

学生時代、約6畳一間のアパートに住んでいた。

夜、何となくTVを観ていた。多分ニュースステーションかクローズアップ現代かニュース9だっけ?その辺だったと思う。
政治の話をしていたように思う。

ふと、人の気配を左上に感じ、そちらを見てみた。

黒いリブギゴが壁に張り付いて、触覚をサワサワ揺らしていた。
何となく、TVを観たがっているように思い、「ほら、ここ来い。」と自分の左側の床を手でぽんぽんと叩いた。

するとリブギゴはするすると自分の隣にやってきて、一緒にTVを観始めた。

TVの人が何かコメントし、「なるほどなぁ。」と自分が思い、何気なく隣を見やると、リブギゴも(ウンウン)と頷いている。

そうやってしばらくの間、仲良く一緒にTVを観ていた。


どのくらい経ってからか、自分はすっと立ち上がり、当時髪を立てるのに使っていたダイエースプレーを持ち出し、リブギゴにふりかけた。

ベタベタしてついに動きが取れなくなるリブギゴ。
それを紙ですくって、ベランダから外に捨てた。

捨てる瞬間、「なんで・・・?」という声が聞こえた。



一緒に仲良くTVを観ていた、可愛いリブギゴに対し、何故あんなことをしてしまったのかが判らない。

自分的にはそこがほんのり。

722: 本当にあった怖い名無し 2012/11/27(火) 15:11:20.44 ID:ZA9BStwp0
>>720
目が会った瞬間から遠隔操作されてたかもな




723: 本当にあった怖い名無し 2012/11/27(火) 20:16:09.68 ID:1B5CNzOi0
ちょっと怖くないけど不思議な話

小学生の低学年の時の夏休みに昼飯を妹と一緒に食ってた。


その日の昼飯はチャーハンとスープだった。今でも覚えてるわ。

チャーハンのグリーンピースをよけつついいとも見ながら食べてたんだ。
俺んちの間取りてきに俺が座る席の真正面に窓があるわけな。
でふっと真正面みたらさ、窓の外におばはんがいるのな。

なんかいかにも農家のおばちゃんみたいなスタイルのおばちゃん、もちろん知らん人。

おばちゃんがにっこりして手を振ってくるわけ。
俺はびびって椅子から落ちて妹の椅子に頭をぶつけた。
あれはマジで痛かったしビビった。

なんでそんなにビビったかというとうちマンションの7階だったからベランダにおばちゃんいるわけないんだよな。


妹が「ばかだー」って言ってたけど気にせずに母親のところへ逃亡。

母親が「どうしたの?」って聞いてきたけど
俺いっつも変なこと言われて笑われてたから俺の意味不明な説明で鼻で笑われると思ったから言わなかった。
食卓に戻ると窓におばちゃんいないし、
チャーハンがちょっと飛び散っててちょっと悲しかった。

あのおばちゃん何者だったんだと今でも思うわ。

726: 本当にあった怖い名無し 2012/11/27(火) 20:34:54.01 ID:8zHYt2TW0
グリンピースよけるなって事か

ほんのり

727: 本当にあった怖い名無し 2012/11/27(火) 20:36:16.17 ID:9yeYWutY0
血縁関係のおばあちゃん?
ばあちゃん「おおきくなったねぇ~」

か、ただの無縁の方?



728: 本当にあった怖い名無し 2012/11/27(火) 20:44:46.16 ID:1B5CNzOi0
親戚に農家の人もいないし、親戚自体ほとんど顔合わせたことないから知らん人だと思う

この話友達にしたらちょっと怖いって言ってたからここに書き込んでみた

もしかしてこれ怖い実体験か・・・?って心当たりがある話がいくつかあるけどどう?

733: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 11:10:18.75 ID:WQP1fO6v0
6歳の俺と、2コ下の弟が、二人で留守番していた時の事
弟は押入の上の段で、俺はその押入の前で、それぞれ遊んでいた

俺が、いくつかソフビ人形を並べ、超合金ロボのロケットパンチで倒していく作業を続けていると、

弟が変な声を出して、押入から飛び降りようとした

でも、ロケットパンチで倒された人形たちが、死屍累々と転がっているのを見て、

着地点の足場が悪いと思ったのか、弟は躊躇する

とりあえず、俺がざっと人形を避けると、弟は慌てて飛び降り、すっ転んで床に顔を突っ伏した

普段の弟なら大泣きするところだが、その時は無言のまま、四つん這いで反対の壁まで逃げて行く

様子がおかしいので、どうしたのか聞いてみると、押入の奥に光る真っ白い顔が見えたと言う

幽霊でも住んでるのかな?と思いながら、俺が押し入れの中を覗こうとすると、鼻先で押入の襖がスパーン!と閉まった

俺と弟は無言で頷き合ってから、玄関へ向かった

靴を履いて、外へ出て、ドアにカギを掛けたところで「うああああkjぁいおあふぁl;」と叫びながら、二人で近所の公園まで逃げた

しばらくして、帰ってきたカーチャンを捕獲し、一緒に家に戻る


押入の襖は閉まったままだった


俺と弟は、留守番を放棄して勝手に外で遊んだカドで正座させられ、カーチャンに叱られた

でも、背後の押入が気になって、小言はまったく耳に入らなかった

734: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 12:59:21.30 ID:EXqSHyvJ0
どんな時も鍵は忘れずにかけよう!って事だね

735: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 13:16:42.73 ID:pxicVBw/0
ドラえもんだって寝たい時があるんだよ


736: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 13:36:30.23 ID:UAtmG6WS0
異世界って実はごく日常的に行き来してるんだよ。
世界の境目が常に移動してて、自分自身が止まっていようが動いていようが
いつのまにか異世界に移動してる。
住み慣れた自分の街で今まで気づかなかった物を目にしたことはない?
朝起きたとき部屋の様子がちょっと違う気がしたことは無い?
それこそが異世界に移動してる証拠だよ。

でも、まわりの様子を写真に撮ったりメモしたりしてもその内容は決して矛盾しないの。

なぜなら異世界の自分(B)がここにいる自分(A)とほぼ同じ行動を取っているから。
世界AのビルAの写真を自分(A)が撮った瞬間、世界BのビルAの写真を異世界の自分(B)が撮ってるわけ。
で、自分(A)が世界Bに移動した際は自分(B)が撮った写真を目にすることになる。
自分(A)が世界Bに移動した瞬間、自分(B)は世界Cに移動する。
だから、異世界の自分に会うこともないわけ。

じゃあカメラを肌身離さず持ってれば…って思うでしょ。

残念ながら世界の壁を越えられるのは生物の魂だけなんだよね。
だから物的な証拠を異世界に持っていくことはできないの。
自分自身の肉体すら持って行けない。だから自分の肉体もちょっとずつ変化してるんだよ。
気づかないうちに傷ができていたりとかね。

結局の所、体感的には、「ほとんど気づかないレベルで世界がちょっとずつ形を変えてる」ってことしか起こってないんだけど

ごく稀に世界を大きく移動してしまって、自分の記憶の範囲ではありえない変化が起きてることがあるんだ。
それを何度も繰り返してしまったら…そのときは本当の異世界を目にすることになるだろうね。

770: 本当にあった怖い名無し 2012/11/29(木) 01:48:48.33 ID:EdjlMl2aO
>>736の口調がどことなくマンテルコピペを彷彿とするな
アルミホイルは心臓をどうちゃらこうちゃら
後ろに居るのは誰?って奴

772: 本当にあった怖い名無し 2012/11/29(木) 11:04:58.38 ID:L5lgCQOHP
>>770
これだな

同じ画像なりマークなりを
毎日見せることによって、
それがあっても、
それが目に付いてもおかしくない、
不自然ではない状態にすることは
洗脳の第一歩だよ。
仮に君の部屋の壁紙に
普通では視認できないメッセージが刷り込まれていたらどうする?
連日連夜、気づかれないように少しずつ少しずつメッセージを刷り込んでいくんだ。
時々、突然気分が悪くなったり、めまいがしたことはないか?
金縛りにあったことは?
お昼ごはんを食べたのを忘れたことは?
大きな都市が丸ごと停電する夢を見た経験は?
球形プラズマ、蜃気楼、観測気球、写真に撮るとしたらどれ?
マンテル・チャイルズ・ウィッティドその次は?
『アルミホイルで包まれた心臓は六角電波の影響を受けない』というフレーズ知ってる?
螺旋アダムスキー脊髄受信体って言葉に聞き覚えはある?
さっきからずっとあなたの後ろにいるのは誰?




737: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 14:04:29.22 ID:h0zkvcZq0
ビビリの俺が個人的に怖かった今年の体験

3月の半ば頃、残業のせいでスーパーの値引き品に有り付けず、コンビニで弁当を買う事にした。

車から小走りでコンビニの入り口に向かう途中、ベンチに体育座りしている女の子と目が合った。
土足で座面に上がるのはマナーが悪いとか寒そうな格好だなと少し気になった。
暖めてもらったカルビ弁当を抱えて車に戻る時に女の子はベンチに居なかったが俺の車の前に座り込んでいた。
携帯をいじってるあたり具合が悪い訳でも無さそう。
家も近いので車を置いて行っても問題無いのだが、さすがにそれでは弁当が冷えてしまう。
無視して車に乗り込みエンジンをかけるが退いてくれない。
クラクションを軽くならしても退いてくれない。
このままでは弁当が冷めてしまうので女の子に「退いてくれないと出れないんだけど」というが無視される。
さすがにイラついたので体育座りの女の子を強引に持ち上げベンチの前に捨てる。
そのまま座り込むと思ったら俺を追いかけてきた。マジで恐怖を感じた。
俺が運転席に戻るよりも先に助手席に乗り込まれてしまった。
もちろんカルビ弁当は押しつぶされた。

738: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 14:11:30.83 ID:h0zkvcZq0
ビクついているせいか「降りろよテメー!」とつい強めの口調で威嚇してしまった。
そのとき始めて女の子の顔をちゃんと見たんだが、目が赤かったので泣いていたんだとわかった。
俺が泣かせた訳ではない。
「すみませんが降りて下さい」と言い直すがもちろん降りてくれない。
とりあえず下になっている弁当だけ取り出してもらう。
このまま埒があかないので色々問いただしてみると「一日だけ泊めてくれ」という事らしい
よく分からない人を家に招く事に危険を感じたので時間潰しがてら冷えかけた弁当を食べる。
家で食べるつもりだったので飲み物がなく少し辛い。
女の子もお腹が空いているだろうと「これで俺のお茶とお前の食べもん買ってきて」とお金を差し出す。
「飲み物ないとキツいんだよ。お前の食べ物の好みも分からないし」とか付け足したら買いに行ってくれた。
この時「このまま帰っちゃえ」とか思ったけど女の子の荷物や携帯が置きっぱなしになってたので諦めた。
俺は冷えた弁当、女の子はあたたかい弁当を食べながら何故俺の車に乗り込んだのか、何でこんな時間なのに家に帰らないのかを聞いた。
どうやら高校受験に失敗して母親と喧嘩して家出したらしい。
二日目ともなると友達の家には両親からの連絡がいっているらしく家に連れ戻されるとのが嫌でこういう状況になったらしい。
とは言え本当に家に連れ帰ってしまうと家に泊める替わりにイヤラシい事をしてしまいそうなので
なんとかして家に帰って欲しいと思っていた。決して連れ帰りたいなどと思っていない。

739: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 14:17:50.00 ID:h0zkvcZq0
弁当も食べ終え話す事も無くボーっとしているといきなり女の子がシートを倒して隠れようとした。
何だ?と思ったら通りの向かいにこちらを見ている中年の男女が居た。直感であれは女の子の両親だと分かった。
とりあえず両親に手招きをし3人を合わせる。
ものすごい勢いで母子の口喧嘩が始まり父親と俺は必死でオロオロした。
互いに手が早いのかつかみ合いに発展してしまったため父親と俺で引き離す。
(ここで俺2タッチ目)
そのタイミングでやっと「お前誰だよ」的な状況になり一部始終を説明する。
微妙な空気の中、俺も高校受験に失敗し偏差値の低い高校に行くことになった事、
それでも国立大学に入ることが出来た事などを話したら更に微妙な空気になり
母子の口喧嘩は終了となった。

んで後日車からアパートを割り出したのか3人で菓子折り持って持ってきたんだが

ちょうどデリヘル呼んでる最中だったから大変だった。
あの時の母親の表情を見るに気付かれていると思うと・・・ハァハァ

741: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 15:01:07.48 ID:O4wq+YZQ0
>>739
最後w

742: 本当にあった怖い名無し 2012/11/28(水) 15:37:00.19 ID:h0zkvcZq0
車に乗り込まれる程度の事は他の方にしてみれば大した事ではないかもしれませんが
私にとってはトラウマになるくらい怖い出来事でした。
駐車場等で車の隣をすれ違われるだけで身構えてしまう自分が憎い。




779: 本当にあった怖い名無し 2012/11/29(木) 23:47:13.13 ID:R2WoTcRq0
親父の三周忌も過ぎたんで親父と山の話を書いてみるよ ぜんぶ実際にあったことだ
同居していた親父が精密機械の会社を退職して2年目のことだった
けっこうな退職金が出て年金もあるし
これからは趣味の旅行三昧でもするのかと思っていた矢先に
高校時代の友人から投資詐欺にあって、退職金の三分の二くらいを失ってしまった
その友人は指名手配になったものの消息不明
もともとタイ在住だったんで、もう日本にはいないだろうと警察では推測してるような口ぶりだった

俺にしてみればまあ借金をこさえたわけではなく、元々ある親父の金を失ったのだし

まったくあてにもしてなくて親父が好きに使ってくれればいいと思っていたんで
それほどショックはなかったんだが、親父の落ち込みようはひどかった
金額よりも古くからの友人に裏切られたことのほうがこたえたんだろうと思う
それからは何も手につかない様子で、家でぼうっとしてることが多くなった

その親父が急に山に行くと言い出したんで嫌な感じがした

旅行はするもののそれはパックの海外旅行がほとんどで山登りとかには縁がなかったからね
俺の女房も、自殺でも考えてるんじゃないかと言うし
それで親父の予定の日がちょうど休みだったんで、俺もついていくと言ったら
なんか複雑な顔をしたけれども、しばらく考えていいと答えたんで俺の車で出かけることにした
親父から聞いた目的地は隣県でかなり時間がかかるんだが
山へ入るのは4時過ぎじゃないとだめだと言うんで昼過ぎに出発した

780: 本当にあった怖い名無し 2012/11/29(木) 23:48:28.47 ID:R2WoTcRq0
3時間ほどでその町に着いたが一言でいえばものすごい田舎
その町外れまで来て森の前の小さな神社のわきの空き地に車を停めた
ちょっと意外に思ったのは、そこには十数台車が駐車されてて中には高級外車なんかもあったことだ
それから森に入って小径を歩き始めた
この間中親父は押し黙った気まずい雰囲気だったが
それまでも山に行く目的とかは一切話してはくれなかったんで、せめてと思って山の名前を聞いてみた
すると親父は「・・・・松ヶ山」とぽつりと答えた

小一時間ばかりで細い山の登り口のようなところに出たが

そこは注連縄のようなものが張ってあるし、私有林につき入山を禁ずという木の立看板もあった
看板の上のところに鮮やかな赤字で梵字のようなものが書かれていた
そのときは6月で4時過ぎていたけどまだ明るく
山は森にさえぎられてわからなかったけどそんなに高いところではないという感じがあった
登山道には古い木の板が埋められていて傾斜もきつくはなく登りやすかった
60過ぎの親父でもそれほど息は乱れてない

10分ほど登ってくと前に人影が見えてきた

どうやら女性の二人組で、しばらくして追いついたが高校の制服を着た女の子とその母親らしい女性だった
母親のほうは洋装の喪服のようなものを着て、ヒールの高い靴で歩きにくそうだった
親父が何も言わないままその二人を追い越したんで俺も体を傾けて「お先します」と小声で言って前に出た
その二人もやはり押し黙ったまま後ろになってついてくる
それから20分ほど登ると、ヤブを切り払ったようなちょっと広いところに出た まだ山頂ではない
そこの大きな木を回ると洞窟の入り口が見えた やはり御幣のついた注連縄が上から垂れ下がっている 
高さ3~4mくらいのくぼみで奥は相当深いようだ

781: 本当にあった怖い名無し 2012/11/29(木) 23:49:07.60 ID:R2WoTcRq0
おぼろげながら洞窟の数十m奥に人の姿が見える 数人並んでいるみたいだ 
親父は「ここで待っててくれ」と言って洞窟の中に入っていった
俺が近くの朽ち木に腰掛けてタバコを吸ったりしていると先ほどの母子が追いついてきて中に入っていった
それから40分ほど待ったが、その間に出てきたのが8人、様々な年代の人たちで女性も2人いた
どの人も白い布で包んだ箱を大事そうに持っていた
そして親父が出てきたがやっぱり白い布の箱のようなものを持っている
出てくるなり俺の顔を見て「・・・やっとひとつ済んだ」と言う
俺が「その箱は何だい」と聞いても答えてはくれなかった

もうだいぶ暗くなっていたんで急いで空き地まで戻って車に乗った まだ車は数台残っていた

親父は後部座席に乗ったまま大事そうに箱を抱えて黙っている
家に帰ると親父はそれから二階の隠居部屋にこもって食事も部屋まで持ってこさせるようになった
そのくせ夜はひんぱんに外出する
しかもそれまでなかったんだが自分の部屋に鍵をかけるようになった
夜の9時頃に家を出て0時過ぎに戻ってくる
何をやってるかわからないが靴や手が泥だらけになっていて、いつも帰ってきては入念に手を洗っていた

めずらしく親父が夕方出かけたとき部屋の鍵が開いていたんでちょっとのぞいてみた

すると机の上がかたづけられていて、そこに仏教風でも神道風でもない祭壇がこさえられている
あえていえば古代風といった雰囲気で埴輪のようなものがある
それに囲まれてあの白包みの箱があり、その前には10cmくらいの細い骨が積み上げられていた
俺は近寄って、悪いとは思いながらも箱をそうっと取り上げてみると
箱は意外に重くなんだか生暖かい 振ってみるが音はしない 粘土のようなものが詰まっている感触がある
耳をあててみるとかすかにだが、とき、とき、というような音が聞こえてくる
そのとき下で親父が帰ってきた音がしたのであわてて部屋を出た

782: 本当にあった怖い名無し 2012/11/29(木) 23:51:32.60 ID:R2WoTcRq0
その夜、俺は家の中でタバコを吸わないように家族に言われてるんで
外の通りでタバコを吸っていると、耳もとで
「お前、あの箱にさわっただろう」とぼそっとつぶやく声がして
驚いて振り向くと親父が立っていて「いいよ、もう済んだから、・・・これで全部終わったから」
そう言ってまだ60代なのにひどくよぼよぼした感じで家に戻っていった
その2日後の新聞に親父をだました友人が海外で惨殺されたという記事が出た
詳しい記事ではなかったがナイフで刺されたというようなことが書いてあった
その後警察も家に来たが、犯人はわからず金も戻ってはこなかった

それから6年後親父は肺炎で死んだが、

いよいよ危ないと医者に言われて病院についていたときにふと意識が戻ったように目を開けた
そのとき俺は「親父、あの松ヶ山って何だったんだ」とずっと気になってたことを聞いた
すると親父は鼻に酸素の管を入れられた状態で少し笑い
「松ヶ山じゃない、順番が違う・・・古い遺跡・・・後のことは墓場に持ってく」
途切れ途切れにそれだけ答えると眠ったようになってしまった
そしてそれから4日して息を引き取った
話はこれで終わり それから気になって自分で調べたこともあるがちょっとここでは書けない

808: 本当にあった怖い名無し 2012/11/30(金) 22:45:54.59 ID:eij+s4VN0
禍津日神
禍津日神 (まがつひのかみ、まがついのかみ)は神道の神である。禍(マガ)は災厄、ツは「の」、ヒは神霊の意味であるので、マガツヒは災厄の神という意味になる

812: 本当にあった怖い名無し 2012/11/30(金) 23:25:52.54 ID:ZeSElaU80
とりあえず呪いネタになると必ず禍津日の名前が出てくるのな
ちょっと呪いとか神道とかを知っていればわかると思うけど
禍津日に直接働きかける呪いなんてリスク大きすぎてやりたがる人間は少ないよ

とりあえず町一つくらいの範囲で自分含めて不特定多数を不審死させたかったらオススメ




831: 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:37:25.03 ID:FS5WQPeV0
この間解体の仕事をしていて奇妙なことがあったんで書いてみるよ。
うちらは建設会社だけどその筋ともつながっていてある程度ヤバイ仕事も受ける。
これもそんな方面からあった話で、要は古い一軒家の解体だ。
ここは地方都市なんだが、その現場はある会社の社宅のように使われていたということで、
2~3年で住人が入れ替わっていたらしい。
元が蔵だったのを改築したもので、平屋でキッチンと和室二間しかなく、
家具類もいっさい事前に運び出しておくということだったんで、簡単な仕事だと思ってた。
現場を見ると重機を入れるまでもなさそうだったが、
費用はいくらかかってもかまわないということだったんで、実際これはおいしい仕事だ。
ところが条件がついてたんだな。
それは内装をはがしたら外装に移る前に床下をさらってくれという作業手順の話、
もう一つ、外部の人間を一人入れてくれということだった。
あとはその人間にあれこれ尋ねたりしないで好きなようにやらせることと、
現場で見たことは口外しないこと。

832: 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:38:25.04 ID:FS5WQPeV0
作業日になって、依頼主の会社の立会人といっしょに来たのは30代くらいのスーツの男だった。
ひどく華奢な体格をしていて色白だったんで工事関係者ではなさそうだったが、その筋の人間にも見えない。
その男はワゴン車から大きなボストンバックを抱えて現場に入ってきて、ヘルメットの着用を断った。
まず数人の手壊しで内装の木部を外して外で分別する。
それからしっくいの壁は最後に重機でやることにして、
言われたとおり畳をはがして床下を解体してしまうことにした。
男はだまってじゃまにならないよう玄関で見ていたが、
4畳半を終えて6畳間にとりかかろうとしたときにボストンバックを開けて、
マスクと四合瓶に入った白濁した液体、
それから金箔を貼ったと思える真ん中に持ち手があって両側が尖った奇妙な道具を取り出した。
バールで床板をはがしていったが、その部屋だけかなり厚い板を使っていてしかも他の場所より新しい。
そのとき部屋の隅のあたりをはがしていた若い作業員が「あっ!何だこれっ」と声を上げた。
すると男がさっと近づいていって下をのぞき込んだ。
自分もいってみたが、土台の土に頭蓋骨が見える。
ただし人間のではなくて動物のもののようだ。

833: 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:40:02.86 ID:FS5WQPeV0
さらに動物の口の前には白い小皿、それから気味の悪いことに頭蓋骨の30cm先のあたりに、
額に入った白黒写真が下のほうを土に埋めるようにして立てかけてあった。
男はマスクをして革靴のまま床下に降りてその額を回収し、写っているほうを腹におしつけて上がってきた。
すぐにボストンバックに入れてしまったんでよくは見えなかったが、
ちらと目に映ったかぎりでは、時代がかった和服の女性の全身像のようだった。
額の裏には墨で「大正十一年夏」と書かれていた。
男はもう一度床下に降りると、頭蓋骨の前の小皿に瓶の液体を注ぎ込むとマスクを外し、
金色の道具をポケットに入れ、両手の指を組み合わせ聞き取れないくらい低い声で呪文のようなものを唱えだした。
それは20分ほども続いたんだが、自分らはあっけにとられたように黙って見ていただけだ。
男は最後にフーッという感じで強く息を吐くと、
ポケットに入れていた道具の尖った先で頭蓋骨の天辺を突いた。
長い年月でかなりもろくなっていたらしく卵の殻のように簡単に破れて穴が開いた。
男は口を開いて「これで私の領分は終了ですが、お願いがあります この頭蓋骨の下に体の骨があるはずです。
多少壊れてもかまいませんが、なるべく残さないように掘り出してください。
でないとこの場所が善用できなくなります」と不可解なことを言った。

835: 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:41:52.89 ID:FS5WQPeV0
自分らはシャベルを使って丁寧にまわりから掘ってみたが、
驚いたことに頭だけではなく全身が埋められていたんだな。おそらく1m以上の動物の骨が出てきた。
犬かと思ったが正確なところはわからない。
男が出てきた骨をざっと土をほろって、皿と一緒にバックから出した黒いゴミ袋に入れたからだ。
それが終わると男は「もう二つばかりお願いがあります。骨の真上にあたる天井裏に小さな香炉があるはずです。
それはいらないのでそちらで処分してください。それから今車から炭を出しますので、地ならしのときに
骨のあった場所に埋めてください、お願いします。私はこれで戻りますから」と事務的に言った。
それで男は帰っていったんで、あとは屋根裏の木部とトタンをはがして重機を使って一気に仕上げる。
屋根裏からは男の言ったとおりごく普通の形の香炉が出てきたんだが、
材質が緑の石製で、素人でよくわからないがヒスイというものじゃないかと思えた。
高価な品ならもらっちまおうかと一瞬思ったが、一連のことを考えると気味悪いんで廃棄処分にまわした。

838: 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 17:45:16.05 ID:FS5WQPeV0
これで終わりだが、後日談が二つある。
一つはこの仕事のことがあとあとまで気になっていたんで
ホントはしないほうがいいんだろうけどいろいろと探った。
わかったのは、その家は確かに会社の社宅だったんだがそれは誰でも名前を知ってる大会社で、
その町には社員寮が別にある。
解体した家には主に家族連れの若手社員が入っていたそうだが、
2~3年の赴任期間に、その社員自身か家族の誰かが亡くなっているということ。
もちろん犯罪性のない病気や事故で、自殺もない。
小さな子どもがトラックに轢かれた事故もあったようだ。
もう一つはこの3年後、参院選挙があったときにある保守候補の選挙事務所に出向いたとき、
ばったり解体作業のときに来ていた男と出会ったこと。
男はどうやら候補のの地元秘書をやっているようで、自分の顔をみるとちょっと驚いたような表情をしてから、
ニヤッと笑い「へええ、この間はどうも。ご健在でしたか、これは何よりです。あの香炉は処分なさったんですね。
いやあ誠実に仕事をするのが何よりで。おかしなことを考えてたらお命がなかったかもしれませんよ。」
男は前とは違う屈託のない声でそう言うと「投票よろしくお願いします」とつけ加えた。
どうやら世の中には知ってはいけない領域があるみたいだ。
これで終わり、文章が下手でもうしわけないね。

843: 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 18:00:33.96 ID:7thdETzoO
>>838
いやほんのりどころかすごい話だったわ。
しかも後で当人とばったり出会ったのも ガクブル…。

847: 本当にあった怖い名無し 2012/12/01(土) 21:23:23.03 ID:jBNVcRxB0
>>838
ほんのりどころじゃなく怖っ!(((((;゚Д゚)))))
つかそれ確実に狗神だろ・・・
その秘書は誰かを生け贄にして完全に狗神との関係を絶つつもりだったのか?
狗神より生きてる人間の方が怖いというお話でしたね




884: 本当にあった怖い名無し 2012/12/02(日) 14:29:21.66 ID:zpVhkGBb0
最近やたらと影を見る
何もないところにぽつんと影だけがあるんだ
影の向きも太陽や街灯の一に関係なく俺の進行方向に向かて伸びている
毎回影の形も違う、知っていると思うけど影だけで元の物体が何か判断することは難し
そのためもあって八割がたなんの影かわからないんだ
ついひと月前くらいから見えるようになったそれは俺だけに見えているわけじゃないみたいなんだ
近所の婆さんも影を凝視していたし、犬や猫もその影を見つめていた
小学生や二つ隣の家に住むOLも気づいたのか影を避けて歩いていた

885: 本当にあった怖い名無し 2012/12/02(日) 14:33:46.41 ID:zpVhkGBb0
家族ともその話をした
俺の家庭はちょっとした事情で祖父母と俺の三人暮しだ
一応戦争経験者のふたりに何か知らないか聞いてみたが祖母はこの地方の出ではないらしく何も知らないと答えた
祖父は気にするようなものではないと取り合ってくれなかった
コトリバコとかみたいに地方限定の都市伝説かなとも思って調べてみたけど大きな事件はそれほど多くはなかった
ともかく影にまつわることは何もわからなかった

886: 本当にあった怖い名無し 2012/12/02(日) 14:37:12.69 ID:zpVhkGBb0
ただ先日、大学の教授から興味深い話を聞いた
その教授は民俗学を研究していてふとこの話をしてみたところ自分の研究書を引っ張り出して興味深い話をしてくれた
どうやら終戦間近俺の住んでいるあたりで同じようなことがあったらしい
何もないところで影を見たという話があり今で言う老人会みたいなのが調査したらしい
結局何もわからず外もないということでろくに記録も残さなかったらしいが
ともかくその影もある日、終戦を境にぱたりと現れなくなったそうだ

887: 本当にあった怖い名無し 2012/12/02(日) 14:39:39.53 ID:zpVhkGBb0
その後は想像の通り、何も分からないまま何事もなく今ここで書き込んでいるわけですはい
そういうわけで中途半端で済まないけどここまででこの話は終わりです
ただまぁ……俺が今一番怖いのはこの影の話じゃない
影が終戦前に現れていたという話でもないし今になってなんで現れたのかわからないという話でもない
こんなつまらない話しか作れない俺の才能のなさと、未だにもらえていない内定と、提出まで10日となったのに終わっていない卒論が、なによりつまらない話を書き込んで叩かれないかなと恐怖している

891: 本当にあった怖い名無し 2012/12/02(日) 15:01:21.75 ID:SpxH4BRi0
「カゲマン」だな
懐かしい

896: 本当にあった怖い名無し 2012/12/02(日) 19:51:00.46 ID:a6HVJif50
>>891
カゲマンは人間の名探偵、シャドーマンはその相棒である、「影」じゃなかったっけ
小学四年生とかの「小学○年生」掲載の漫画だった記憶が




914: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 15:49:13.20 ID:5Lxc+bqb0
俺、内装の仕事してるんだけど、新築マンションって客に引き渡してから1年後に客が指摘した不具合のある部分を業者が手直しするんだ。
この前一年点検で入った都内の50所帯位の規模のマンションで、「ユニットバスの壁交換して欲しい」っていう指摘を出してるお客がいて、傷でも入ってるのかと思ったら「お風呂入ってると壁のパネルから女の子が出てくるから」って理由だったらしい。

915: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 15:51:19.06 ID:5Lxc+bqb0
まぁ、数世帯に一件は頭のオカシイ客がいるものなので、今回もその手合いかと思ってたら、、、。
なんと他にも同じ指摘を出してる家が十数件もあったらしい。
ちなみに、その現場ってマンション建てる前は人形を供養する場所(寺?)だったらしい。俺は自分の仕事だけして1日で現場離れたけど、その後どうなったのかは分からない。
ユニットバスの壁なんて交換するの金掛るからゼネコンの人も頭抱えてたな

916: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 15:54:42.30 ID:XXI5MPU10
>>914
こええな((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

922: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 16:22:23.27 ID:/Y24Y2pY0
>>914
場合によっては喜ぶ奴もいそう…

924: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 17:03:14.29 ID:/Y24Y2pY0
>>914
つーかパネル交換じゃ治らないだろそれww
どうすんだよw





943: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 22:03:26.38 ID:InxY4Dmg0
奇妙な体験をしたんで書いてみるけど、ほとんど怖くないからここに投稿するわ
俺はずっとやめてたバイクを買ってまた乗り出した
いわゆるリターンライダーってやつだ
これで通勤はできないが乗りたくてしかたないんで、毎日仕事が終わってから1~2時間ばかり
ちかくの峠で慣らしをしてたんだよ

そこは別に有名な走り屋のスポットとかじゃなくて、何でもないただの国道

しかも俺は仕事終わって飯食ってから走るんでだいたい9~11時頃になる
その時間帯になると田舎だから通勤の車もほとんどなくなり
1時間で10数台くらいしか対向車がいないんでけっこう思い切って走ることができる

944: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 22:04:02.79 ID:InxY4Dmg0
んで1ヶ月くらい前のことだけど、走っていたら大きなカーブの先に赤い光が見える
「あ、ヤベ警察か!」と思ったけど光はそんなに強くないし点滅もしていない
ぼんやりとにじむような感じなんだ
そのとき思い出したんだが、そこは数年前に事故があった場所で
たしかセンターラインを越えて突っ込んできたトラックに車が接触して飛ばされ
崖下に落ちて死者が出てるはず
原因はトラックの居眠りだったか酒酔いだったか

何で覚えてるかというとその頃は車でたまに通ったりしてたが

事故後一ヶ月くらいの間、新しくなったガードレールのそばに花束が供えられていたのを見たからだ
それを思い出してちょっと怖くなった
赤く光っているのはちょうどそのあたりだし
ただ赤い光といっても何かが燃えているような感じではなく提灯とか灯ろうのようにぼやっとしている

945: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 22:05:07.28 ID:InxY4Dmg0
だんだん近づいてきたが、カーブを曲がり終えたとたん赤い色は見えなくなった
んでガードレールの前には数年前と同じところに花ともう一つ何かが置いてある
光のことが気になっていたんでバイクを近づけて停める
よくみると大きな花束なんだけど菊とかお盆に供えるような種類で白い包み紙に字が見える
そこは事故があった後近くに街灯が増設されていて明るいんで読んでみると
『娘の三周忌に』と筆ペンかなんかで書いてる

それを見て「ああそうか気の毒に・・・」と納得した

花束といっしょに置いてあったのものはビニール袋で何重にも包まれてて
よくわからないんだけど15㎝四方くらいの四角い白い箱のようなものだ
娘さんへの供え物か何かかなと思って見ていたら、白の上に白が重なっててはっきりしないが
箱とビニールの間に何かが詰まってる
拾い上げて見ようかとも思ったけど、お供え物にさわるのが気味悪くて
かがんで顔を近づけて見たら・・・何かの短い骨のようなもの
これが箱の両わきにたくさん詰まって押しつけられている

946: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 22:06:00.84 ID:InxY4Dmg0
「うわー何だこれ」と思ってすこし後ずさりしたときに
ヘルメットをかぶった額の右上あたりを思いっきり殴られたような衝撃を感じて思わずうずくまった
そんときは飛ばされてきた石でも当たったのかと思ったけど、何かにぶつかったわけじゃない
その後目の前がぐらぐらするような強烈な頭痛が襲ってきて
もっと先まで走るはずだったのが予定を変更してそこで引き返した
帰り際にだいぶ離れてからちらっと後ろを振り返ると
カーブで花束は見えないけど、そのガードレール一帯の上のほうが半径10mくらいに大きく赤く光っていた

家に帰って額を見てももちろん傷がついたりこぶがあるわけじゃない

ずっと頭が痛く吐き気もしたんで病院にいこうかと考えたけど一晩寝たらきれいに直った
それから二日後に同じ場所に走りにいってみたんだが花束も箱のようなものも何もなくなっていた
光も見えないし頭が痛くなることもなかった
その後もおかしなことはない・・・書いてみるとぜんぜん怖くないなスマソ 

947: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 22:25:03.07 ID:vRfvlQ5F0
いや十分ほんのり怖くて良かったよ




951: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 22:56:20.31 ID:BlP+4YEZ0
そういや少し前仕事帰りの道にある電柱の根元に花束が置いてあるのに気がついたんだよ
ちょうど交差点のとこだったしなにか事故でもあったのかなと思ったくらいで特に気には止めなかったけど
しばらくしてまたおんなじ道を歩いてるとその花束は枯れちゃってた
で、代わりのつもりかわからんけど隣の電柱に新しく花束が置いてあった

あれから一月ほどたってるけどどんどん花束をおいてある場所が変わっていってると言うか移動してると言うか

今も場所は変わり続けてる
なんか意味があるんだろうか

952: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 22:58:21.74 ID:3D45FciR0
それお前ん家に近づいてね?

953: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:01:46.79 ID:BlP+4YEZ0
近づいてると言えば近づいてるな
ただ家までは車でも一時間かかるから相当時間かかるだろうけどwww

954: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:02:21.84 ID:7bWlLWPv0
オリラジの武勇伝 思い出した




956: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:13:27.70 ID:PkBPiFas0
ちょっと化け物たちの楽園の話になってしまうんだけど

俺はいわゆる腐女子が好きな、要はアレな恋愛嗜好の持ち主なんだけど

昔よく週末になると新宿二丁目に飲みに行っていた頃の話

先に書いておくけどオネエとか言われる人種は「二丁目に捨てる者なし」と言われるくらい

ガリやデブ、イケメンやブサイク、善良や性悪、棺桶に片足突っ込んだ老人や今となっては犯罪レベルの低年齢まで
どんな人間でも必ず一人は好いてくるのがいるという不思議な土地で
冗談抜きで「タイプだったら幽霊でもいいわぁ」とか言う人間の集まりという感じで
少々の心霊現象には動じない連中ばかりなんだ

958: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:21:53.33 ID:PkBPiFas0
ある時そんな新宿二丁目で「あの店は行かない方がいい」という話を聞いた

そんなのは日常茶飯事なので、どうせまた言い出した奴にとって店員が気に食わないとか

どこそこ関係の人間が出した店だとか、そういった話なのかと思って
いつものように「今度はどうしたの?」って聞くと、「…出るのよ」としか言わなかった

で、他の集まってた子たちに「行って見てみようか?」と聞くと

どうも全員すでに見ていて二度と見たくないと言い出した

959: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:28:38.67 ID:PkBPiFas0
この時点で目の前で飛び降り自殺を見ようが
誰も出入りしないでドア付近に誰もいないのに勝手にドアが開こうが
真っ黒い顔付近を覗いても一切顔が見えない変な人が来て酒を飲もうが
マツコやミッツやIKKOを見ても動じもしない連中なのに変だと思ったので
そこまで行きたがらない店というのも珍しいから一人で行ってみようと思った

その店は同じビルに有名な店も入っていて立地は悪くないのに

同じ階の別の店とは違ってドアからすでに辛気臭さが滲んでいた

960: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:32:44.32 ID:PkBPiFas0
ドアを開けてまずビックリした

何故なら部屋の片隅、天井と三角になっている部分に

髪を長く垂らした目の下にクマのようなメイクを施した
青白い顔のヴィジュアル系のマネキンのような物が置いてあったからだ

中の店員は俺がドアを開けたのを見てドアの外以上の辛気臭さで

「いらっしゃい…」と消え入るように言った

961: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:36:51.62 ID:PkBPiFas0
その店員は何でも2、3日前に急に雇われたらしく
店長(二丁目で言うところのママ)はずっと休んでいるらしい

席に腰掛け、部屋の片隅を気にしながらも

他愛も無い話題を続けて店員の機嫌を取った
彼はいわゆるその手の店員経験があったようで
独りで店を回すのも慣れていたようだった

962: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:42:09.90 ID:PkBPiFas0
店員も機嫌よく明るく話すようになってきたので本題を振ってみた

「ところであの天井の隅に飾ってあるマネキンって何?噂の幽霊避け?」


ところは答えは思ったよりキツかった


「いや…、あれがそうなんです…」


ここまで読んでいた人は当然そうだと思ったかもしれないが

実際に見た感想は、あまりにハッキリと見えすぎていて
しかも生気を感じない作り物のようだったので本当にマネキンだと思っていた
でも幽霊なんだし生気なんか感じなくて当然な訳だ

963: 本当にあった怖い名無し 2012/12/03(月) 23:51:24.86 ID:PkBPiFas0
飾りの作り物でも悪趣味だと思ったけど
あれが幽霊だと言われれば確かに酒を飲んでもいい気分にはならない
何と言うか、それ以前によくあった「生前の習慣を何となく死んでも続けている」という
可愛げのようなものが全く無く、ただ蜘蛛のように天井の隅に張り付いてこっちを見ていた

ここで一応作り物かどうかを確認する為に店のホウキの柄で突いてみた


なるほど確かに本物の幽霊らしくハッキリ見えているのに感触が全く無かった


そこで店員に店を閉める予定が無いのか聞いたら

何でも契約期間が残っていたらしくどうせ金を払ったならという事で営業していたらしい
こういう金に汚い所はオネエらしいというか
店員を雇ったりとかするのを考えたら損をする事に気付かない抜けた所もオネエらしいというか

966: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:02:42.85 ID:KuEKLwNE0
そこでとりあえず幽霊には塩という事で塩を貰ってぶっ掛けた
結果は落ちてきた塩を自分が顔から被って痛い思いをしただけ
天に唾を吐くってこういう事かと思った

そんな事をしているうちに遅い時間になったので

店員に「噂も広まって客も来ないだろうし店を閉めたら?」と促してみた

店員も同じように思ったようで「そうですね、もう辞めようかと思いました」と言って

何となく流れで一緒に別の店に飲みに行く事に

その後はずっと閉店状態となった後に契約が切れたからか看板も外れていた

もちろん新規の店が入るのは俺が行っていた頃には見ていない

あのテナントビルはもちろん今でもあるだろうけど店は入ったのだろうか?

特に曰くとか何も聞いていなかったのにあんな幽霊が居つくのは不思議なものだ


これで話は終わり

ノンケはどの店か探そうとか思わない事、別の意味で怖い思いをする事になるから




968: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:07:57.74 ID:e0XlDMd+0
ちょっときつい話なのですが投稿させていただきます。
あることがきっかけで長い間一人の人を恨んでいました。といっても自分が現実的に何ができるわけではないのですが、
子どもの頃からオカルトに興味があったこともあり、パソコンを開くたびに呪い系のサイトを見るようになりました。
呪いスレというのがこの2chにもあるようですが、ここのものは何と言えばいいか、こう言っては悪いですが、
・・・あまり効果があるようには感じられませんでした。

なるべく効果の高そうな力のありそうなサイトをと思い検索をくり返しているうちに、

画面が急に赤くなり、それは皮をむいた人間の肌のように見えます
その画面は動きだし、皮の真ん中が四つに割れ、ひとりでに四方にむけていくということが何度もくり返されました。
ブラウザクラッシャーというものかとも思いましたが、パソコンの操作はできます。
はがれた皮膚の裏側からは血がにじみ出し、画面いっぱいになったところでまた中央部が裂けます。
実写の本物の皮膚のように見えます。

969: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:10:51.94 ID:e0XlDMd+0
それが5分近く続き、見ていると気持ちが悪くなってきたので消そうとしたら、何十度目かに皮膚が裂けたときに、
中から立体感のある黒い字が出てきました。字といっても梵字というのでしょうか、卒塔婆などでよく見かけるもので、
自分には意味はわかりません。その一字が画面いっぱいになったとき、画面が切り替わってサイトに入ることができました。
大きく『白畠研究所』とあります。サイトの中身自体は背景も白くフォントも普通でおどろおどろしさはまったくありません。
よく読んでみると、ありがちな呪い代行サイトではなく真面目な?研究機関と思えるような文章が並んでいます。

ただ最後のところにちょっと大きく『あなたの恨みや憎しみを送ってください』という文言と、

こちらのメルアドを入れる欄がありました。そこで、とても迷ったのですが、最初の皮が剥がれる場面のインパクトが
強かったせいか、パソコンのほうのメアドを入力してしまいました。
そして『送信』をクリックしたときに、耳もとで「くははっ」というような低い笑い声が聞こえました・・・聞こえたように思いました。
ぞくっとして振り返ってみましたが、もちろん誰もいません。
そのサイトをお気に入りに登録して、もう遅かったのでそのまま寝ました。

971: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:12:35.33 ID:e0XlDMd+0
それからしばらくは何事もありませんでした。ただ上に書いたサイトをもう一度じっくり見ようと思いお気に入りを開いたら、
なぜか登録されていなかったのです。過去の履歴からは検索できませんでした。
自分は週に一度くらいパソコンのクリーニングをかけて一時ファイルなどを消去してしまうからです。
記憶をたどって検索しようとしましたがうまくいきませんでした。
そして2週間くらい後になって、『白畠研究所』から自分宛にメールではなく小包が送られてきました。
それも宅急便や郵便ではなく、誰かが直接自分のマンションの部屋の前に置いたようです。

これはかなり気持ちの悪いことでした。メアドから自分の住所がわかったのでしょうか。そういうサービスのことは

聞いたことがあります。ですがまた、これらのことでこの研究所に対する興味が増し、期待もふくらんできました。
小包を開くと白い箱が出てきました。木製らしい重さですが白い布に包まれています。
振るとカラカラと乾いた音がします。
その音を聞いていると少し頭が痛くなってきました。
悪酔いしたときと似たような気分で背筋がぞくぞくします。




972: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:14:14.12 ID:e0XlDMd+0
コピー用紙を折った封筒にコピー用紙が入っていたので読んでみると、そこには、
「あなたの恨み、憎しみを送ってください。あなたの憎む人を強く念じながらあなたの掌の血を中のものに振りかけて
ください。まんべんなく真っ赤になるまで。あなたの憎む人は当方で調査済みですので名前などは書く必要はありません。
それが済んだら、元の箱に戻し、布で包んでそのままあなたが利用している○○駅の東口コインロッカーの上に置いてください。
明日の午後8時までです。時間は限られています。」と手書きの毛筆で記されていました。
もちろん返送先の住所や何か手がかりとなるようなことはまったく見当たりません。

常軌を逸していると思ったのですが、箱を開いてしまいました。そこには乾いた短い骨が一本だけ入っていました。

しばらく考えましたが、バスルームからカミソリを持ってきました。
骨を皿の上に置き、絆創膏と包帯を用意して、目をそむけながら手のひらを深く切りました。
あまり痛みは感じませんでしたが、カミソリを握った手を開くと血がこぼれてきたので、
骨が真っ赤になるまで転がしながらふりかけました。
いまになって考えると自分は狂っていたのでしょうか。あさましい姿だったと思います。

973: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:15:35.33 ID:e0XlDMd+0
次の日その箱を仕事に持っていき、帰宅時にロッカーの上に置きました。そのとき辺りの様子をさぐったのですが
不審な人影などは見当たりませんでした。自分がやったことはここまでです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この後のことも書いてしまわなくてはなりませんね。
自分が恨んでいた人は一ヶ月後に死にました、それも無残といえる死に方です。
そしてその人の葬式から帰って喪服を着替えているときに、携帯に連絡が入りました。
それは郷里で働いている弟からで、弟夫婦と同居していた母が立った今突然に亡くなったという知らせでした。 

以上で話を終えます。乱筆お許しください。

974: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:21:32.96 ID:gaj2GhyeO

呪いたい人を呪った代償に、身内の命を貰ったって事?

970: 本当にあった怖い名無し 2012/12/04(火) 00:11:32.92 ID:66Ie/oKZ0
2chで見かけた呪詛で一番強力なのは
呼びかけて集まった大勢で同日同時刻にアイドルの名前を叫びながら
一斉に射精するというやつだな